ローズは昔から薬として使われていました。
1700年頃のフランスの百科事典に、バラから取れたローズウォーターが下痢や吐血に効果があると書かれています。また、1500年頃に書かれた中国の薬に関する本にも、ハマナシの花(バラの原種)は肝臓の病気に良いと書かれていることからその様子が伺えます。
ヨーロッパやアジアなど世界中で薬として用いられていました。
ローズは「女王」と表現されることが多くあります。なぜ王ではなく女王なのでしょうか。
それは、ローズが女性の病気に効くと考えられていたからです。このことから「ローズ=女性」というイメージが付き、女王と呼ばれるようになったと言われています。
ローズオイルやローズウォーターは女性ホルモンのバランスを整えてくれると言われています。その理由は、ローズオイルやローズウォーターが血液の循環を良くしてくれるからです。
日本で昔から婦人病を「血の道」と表現されているように、血の巡りと女性ホルモンは深い関係があります。ローズオイルやローズウォーターで血のめぐりを良くすることで、冷えが軽減すると言われています。
女性ホルモンの乱れや冷えは、生理痛や月経周期の乱れ、更年期の症状引き起こすと言われています。また、ローズオイルは女性ホルモンの働きをサポートすると言われており、女性特有のお悩みを助けてくれるといわれています。
ローズオイルはサプリメントで手軽に摂ることができます。
香りは脳の「考える」部分を通さず、「感じる」部分(大脳辺縁系という場所)に一瞬で伝わります。
そして、視床下部という部分へ伝わり自律神経、免疫系、ホルモン系の働きのバランスをとることで心身へ影響をあたえるといわれています。
多くのストレスがかかった脳の働きは、バランスを崩し情報伝達が適切に行われなくなります。 これが「脳の疲労」です。この状態に陥ると、体の指令も乱れ、トラブルが発生します。ローズの香りはストレスや緊張を和らげ、心をリラックスさせてくれるといわれています。嫌なことがあった時やイライラしている時はローズの香りで心を落ち着かせましょう。
ローズには整腸作用があるといわれています。
バラの産地であるブルガリアでは、子供が腹痛になるとバラのジャムやシロップを食べさせているそうです。また、バラのジャムを紅茶に溶かして飲むのも一般的な療法です。
ローズオイルには、抗菌作用や皮膚の調子を整える作用があると言われています。
そのため、ローズオイルを摂取したり、肌に塗ったりすることで肌の調子を整えてくれると期待されています。また、ローズの香りを嗅ぐだけでも肌がきれいになると言われています。ローズの香りを嗅ぐことで心のストレスが緩和され、皮膚の表面にある肌のバリア機能が高まるからだと期待されています。
ローズオイル配合の化粧品、ボディケア商品がおすすめ。ローズオイルが入ったサプリメントを飲んで内側からの美容ケアもできます。
ローズオイルを毎日摂取していると、体からバラの香りがするようになると言われています。
ローズオイルを摂取すると、胃や腸で香りの成分であるゲラニオールが吸収され、汗腺から汗と共に体の外に放出されます。 体から自然なバラの香りが漂うようになるといわれています。
毎日ローズオイルを摂取することで、体の内側から香りがほのかに漂います。